はじめに
会社から「乙4」を取得せよ!との指示を受けたNさん。今までに筆者が担当し、合格を勝ち取ってきたTさんからの紹介で・・・
勉強法の管理もしてくれるって聞いたんで依頼してみました!
ありがとうございます。
きっと自分ではできないだろうから・・・。
お任せを♪
最初にやること。過去問。(相手を知る)
初回指導までに参考書(教本)と問題集(過去問:もしくは模擬テスト)を準備しておくように伝えて・・・いざ初回指導。
学習者(以下 学):よろしくお願いします。
講師(以下 講):こちらこそ。じゃあ問題集の模擬テストのページを開いて・・・まずは一通りというか模擬試験1回分にチャレンジしてみようか!
学:えっ!まだ何も勉強してないですよ・・・。
講:うん。知ってる。ま、いいからいいから♪
学:はい・・・。
数十分後・・・
学:できました・・・。多分ひどい結果ですよ・・・。
講:うん。知ってる。じゃあ何か気付いたことってある?
学:難しかった。
講:どんなふうに?
学:計算できんかったし、知らんことだらけでキツかった。
講:なるほど・・・でも、今のでひとつ収穫はあったね。
学:どんな?
講:計算と知識って言いかたかな。大きく分けて計算問題と知識問題があるってことが分かったということだもんね。
学:たしかに。
講:じゃあ、この先は「計算問題」と「知識問題」に分けて力をつけていけばいいってことが見えてくるよね。こういった感じで、まずは今回のターゲットであるテスト問題。つまり「敵を知ろう!」ってこと。
学:なるほど。
講:じゃあ次は、自分の現在の力を調べてみよう!
解けなかった。そうでしょう。(自分を知る)
まずはテストの形式が大まかに分かったところで・・・。
講:じゃあ次は自分の力・・・ということで、今やってもらったテストの採点をしてみよう。
学:きっとひどい点数ですよ・・・。
講:今の段階であれば、いいとか悪いとかではなくて「何点あるか?」を知っておこう!だけなんで。
数分後・・・
講:できたで♪
学:どうでした?
講:うん。3割くらい出来てたみたい。スタートラインとしては全く悪くないというか、むしろよくできてるんじゃないかと思うよ。
学:そんなもんなんや・・・。
講:そう。どんな試験でもそうなんだけど、まずは自分の現状と合格ラインの差を知る。そして、それを埋めるために何をするか?ってことが本質なんだと思う。なので、ちょっとムリやん!って思ったかもしれないけど、あえて模擬試験をやってもらいました。
学:なるほど。でも、3割くらい取れてたって言ってましたけど、適当にマークして当たったのもあるはずですけど・・・
講:うん。それも計算済み。というかマークシート式なんでカンで当たろうが何しようが正解は正解なんで、それも込みで合格ラインを超えればいいんで♪
学:全部外すとかって考えなくても大丈夫ですか・・・?
講:じゃあ、それについても検討しましょう!
何か見えたものはありましたか?(分析)
講:じゃあ「カン」を全部外す場合について検討してみましょうか。例えば、「当たる」「外す」ってのを硬貨の表裏で表現してみます。硬貨を適当に投げて「表が出たら当たり」「裏が出たら外れ」ってことにしてみましょう。
そこで、硬貨を4枚投げたときに「表が出る」枚数の確率を表にしたものが図のとおりです。この表から分かることとしては「4枚とも裏」つまり「全部外す」ことになる可能性は6%ほどってことになるんです。
学:へえ・・・。
講:まあ、厳密に言い出せばキリがないんですが、ここで知っておいてほしいのが「カンで全部外すって確率は意外に低い」といことです。なので、多少であれば「カン」で正解になることもあるってことは計算に入れておいても大丈夫ってことです。
学:なるほど。
講:ほかには、さっきも言ってましたが、「計算問題」「覚えること」ってのもありましたよね。こういった部分を伸ばしていけばいい。
学:計算かあ・・・難しそう・・・。
講:これも考え方になるんですが、合格ラインは100%ではなく、60~70%。つまり20~30%はできてなくてもいい。こういうのを「捨て問」いいます。
学:ってことは難しいのはやらんくてもいいってこと?
講:そう。合格のために「やらない」です。難しすぎるのは「分かった」としても「自力でできるようになる」までには多くの時間が必要になります。そんなのに時間を使うくらいなら、基礎基本を固めたほうが、早期合格につながるはずです。
相手を知り、自分を知れば百戦危うからず!(作戦)
講:さて、ここまでで「敵」である試験の内容や特徴や合格ライン。「自分」の点数。両方が分かってきました。両方が把握できたところで「作戦」といきましょう。
学:どんな感じになりそうですか?
講:そうですねえ・・・。まずは大きく分けてこのテストは3つの分野から作られている。それぞれの分野で60%程度以上の得点が必要。つまり、どれか一つでもそれを下回るとアウト。ってことですよね。よってどの分野も手を抜くわけにはいかない。
学:厳しいですね・・・。
講:でも、逆に考えれば、60%~70%ってことは、難しすぎる問題とか、細かい部分については手を抜けるというか、やらなくてもよい。基礎基本をきちんと押さえてあれば大丈夫ってことでしょうね。
学:どうやっていけば?
講:この問題集についていえば、「難易度が表示されているので、これの一番難しいものを外す。」最初はこれだけを考えていきましょう。
学:まずはこの問題集をやっていけばいいですか?
講:物理学、化学については理解した上での問題練習が必要になるので、私が解説しますので、それでいきましょう。他についてはテキストと問題集を使った学習を行い、それでも不明な点は解説を行います。
学:「テキストと問題集を使った学習」ってどうやるんですか?
講:次回にお話ししましょう!
資格取得のための家庭教師やってます
動画も見てみた・・・
でも・・・という方に「直接教わる」という選択肢を用意しています。
理解が圧倒的に早まり、勉強方法についてのアドバイスやカリキュラム作成などのサポート付きなので、早期合格への近道となります。