はじめに
普通に生活していると時間ってあっという間に・・・。
時間ないです・・・。
まあ、普通に生活してればそうなるよね・・・。
どうすれば?
検討してみようか♪
はじめに

「勉強したい気持ちはあるんです。でも、本当に時間がないんです。」
資格取得を目指す社会人から、よく聞く言葉です。
朝は出勤の準備。
昼は仕事。
帰宅すれば家事や食事。
少し休んだら、もう寝る時間。
「毎日一時間勉強しましょう」と言われても、その一時間をどこから作ればいいのか分からない。
そんな状態では、資格を取りたい気持ちがあっても、勉強を始めること自体が難しく感じます。
しかし、勉強時間は必ずしも「まとまった一時間」である必要はありません。
朝の10分。
昼休みの15分。
夜の20分。
こうした時間を組み合わせることでも、資格勉強は進められます。
今回は、仕事が忙しく「勉強する時間なんてどこにもない」と悩んでいる学習者と講師の会話を通して、自分の生活を壊さずに勉強時間を作る方法を考えていきます。
毎日一時間なんて、絶対に無理です
ある日の夕方。
学習者は仕事帰りの疲れた表情で教室へやってきました。
椅子へ座ると、少しため息をつきます。
🔴 学習者
「先生、最近ほとんど勉強できていません。」
🔵 講師
「仕事が忙しいんですか?」
🔴 学習者
「かなり忙しいです。
朝は7時くらいに起きて、8時前には家を出ます。
仕事が終わって帰宅するのは、だいたい18時半か19時くらいです。」
🔵 講師
「帰宅してからは?」
🔴 学習者
「夕食を食べて、お風呂に入って、少し休んでいると21時を過ぎます。」
🔵 講師
「そのあと勉強しようとするんですね。」
🔴 学習者
「はい。
でも、もう疲れているんです。」
🔵 講師
「何時頃寝ますか?」
🔴 学習者
「23時半くらいです。」
🔵 講師
「では、夜には二時間くらいありますね。」
🔴 学習者
「数字だけ見ればそうなんです。
でも、その二時間を全部勉強には使えません。
少しくらい休みたいですし、家のこともあります。」
🔵 講師
「もちろんです。
全部を勉強へ変える必要はありません。」
🔴 学習者
「ネットを見ると、『毎日一時間勉強すればいい』とか書いてあるんです。
でも、自分にはその一時間がありません。」
🔵 講師
「本当に一時間なければ勉強できないでしょうか。」
🔴 学習者
「え?」
🔵 講師
「例えば30分なら?」
🔴 学習者
「毎日は難しいかもしれません。」
🔵 講師
「20分は?」
🔴 学習者
「それなら……日によってはできそうです。」
🔵 講師
「10分なら?」
🔴 学習者
「10分なら、たぶん毎日どこかにはあります。」
🔵 講師
「では、最初の思い込みが一つ見つかりましたね。」
🔴 学習者
「一時間ないと意味がないと思っていたことですか?」
🔵 講師
「そうです。」
🔴 学習者
「でも10分で何ができますか?」
🔵 講師
「例えば、昨日間違えた問題を3問解けます。」
🔴 学習者
「3問だけですか?」
🔵 講師
「法令の数字を5個確認することもできます。」
🔴 学習者
「それくらいならできますね。」
🔵 講師
「AIに一問ずつ問題を出してもらうこともできます。」
🔴 学習者
「確かに。」
🔵 講師
「10分で乙四全部を勉強することはできません。
でも、10分で一つ進むことはできます。」
🔴 学習者
「今までは、一時間取れない日は何もしませんでした。」
🔵 講師
「では、一週間で何日くらいゼロになりますか?」
🔴 学習者
「4日くらいです。」
🔵 講師
「その4日に10分ずつできたら?」
🔴 学習者
「40分になります。」
🔵 講師
「一日だけ40分やるのと同じ時間ですね。」
🔴 学習者
「そう考えると、かなりもったいないですね。」
🔵 講師
「まずは、あなたの一日をもう少し細かく見てみましょう。」
🔴 学習者
「時間割みたいにするんですか?」
🔵 講師
「大げさなものは必要ありません。
朝、昼、夜でどこに少し時間があるか確認するだけです。」
🔴 学習者
「朝はほとんど余裕がありません。」
🔵 講師
「起きてから家を出るまで、何をしていますか?」
🔴 学習者
「顔を洗って、朝食を食べて、準備して……。
そのあとスマートフォンを見ている時間が10分くらいあります。」
🔵 講師
「毎日ですか?」
🔴 学習者
「ほぼ毎日です。」
🔵 講師
「その10分全部を勉強に変える必要はありません。
例えば最初の5分だけ、前日の復習に使うことはできそうですか?」
🔴 学習者
「5分ならできそうです。」
🔵 講師
「昼休みはどうですか?」
🔴 学習者
「45分あります。」
🔵 講師
「全部休みたいですか?」
🔴 学習者
「さすがに全部勉強は嫌です。」
🔵 講師
「私もおすすめしません。」
🔴 学習者
「ですよね。」
🔵 講師
「食事と休憩を取って、最後の10分だけ使う方法はどうでしょう。」
🔴 学習者
「それなら可能かもしれません。」
🔵 講師
「昼は何をするのがよさそうですか?」
🔴 学習者
「机がないので、参考書を広げるのは難しいです。」
🔵 講師
「では、スマートフォンで問題を数問解く。
AIに法令を一問ずつ出してもらう。
暗記した数字を確認する。
そのくらいで十分です。」
🔴 学習者
「昼休みに計算問題をやろうとしていました。」
🔵 講師
「短い時間には、短い時間に向く勉強を置きましょう。」
🔴 学習者
「夜はどうしますか?」
🔵 講師
「帰宅してから、一番勉強しやすそうなのはいつでしょう。」
🔴 学習者
「夕食後ですかね。
でも、一度ソファに座ると動けなくなります。」
🔵 講師
「それなら、座る前に10分だけやる方法があります。」
🔴 学習者
「帰宅してすぐですか?」
🔵 講師
「例えば着替えたあと、夕食までの間に10分。」
🔴 学習者
「でもお腹が空いていたら集中できないと思います。」
🔵 講師
「それなら夕食後でも構いません。
ただし、『少し休んでから』ではなく、食事が終わったらまず15分だけ、と決めます。」
🔴 学習者
「自分は『休んでから』が一時間くらいになっています。」
🔵 講師
「その流れが、自分に合っていないのかもしれませんね。」
「一時間」を探すのではなく、時間に役割を与える
🔴 学習者
「朝5分、昼10分、夜15分なら、合計30分ですね。」
🔵 講師
「そうですね。」
🔴 学習者
「でも、細切れで30分やっても意味がありますか?」
🔵 講師
「内容を分ければ十分意味があります。」
🔴 学習者
「どう分けますか?」
🔵 講師
「例えば朝は思い出す時間。」
🔴 学習者
「昨日の復習ですね。」
🔵 講師
「昼は短い問題演習。」
🔴 学習者
「スマートフォンで数問。」
🔵 講師
「夜は新しい内容を学ぶ。」
🔴 学習者
「なるほど。
全部の時間に同じことをしなくていいんですね。」
🔵 講師
「むしろ、その方が使いやすいです。」
🔴 学習者
「休日はどうしたらいいですか?」
🔵 講師
「休日はまとまった時間を取りやすいですか?」
🔴 学習者
「予定がなければ一時間くらいは取れます。」
🔵 講師
「では休日は、平日に難しかった内容や計算問題、まとまった問題演習に使いましょう。」
🔴 学習者
「平日はつなぐ。
休日は深める。」
🔵 講師
「その形です。」
🔴 学習者
「それなら、平日に一時間取れなくても焦らなくて済みそうです。」
🔵 講師
「もう一つ確認しましょう。
スマートフォンは一日どのくらい見ていますか?」
🔴 学習者
「かなり見ています。」
🔵 講師
「何時間くらいでしょう。」
🔴 学習者
「合計すると二時間くらいあるかもしれません。」
🔵 講師
「全部やめられますか?」
🔴 学習者
「無理です。」
🔵 講師
「やめなくていいです。」
🔴 学習者
「いいんですか?」
🔵 講師
「休息や娯楽も必要です。
ただ、その二時間の中で『何となく見ている時間』はありませんか?」
🔴 学習者
「あります。
SNSを開いて、気づいたら30分くらい経っていることがあります。」
🔵 講師
「その30分を全部奪う必要はありません。
例えば最初の10分だけ資格勉強に変える。」
🔴 学習者
「問題を5問解いてからSNSを見る?」
🔵 講師
「それでもいいでしょう。」
🔴 学習者
「それなら続けられそうです。」
🔴 学習者
「でも、スマートフォンで勉強すると、そのままSNSを開きそうです。」
🔵 講師
「そこは環境を作りましょう。」
🔴 学習者
「どうやって?」
🔵 講師
「勉強するときは通知を切る。
AIを使うなら、最初に質問内容を決めておく。
問題を5問解いたら終える。」
🔴 学習者
「何となくスマートフォンを開かない。」
🔵 講師
「目的を決めて開くんです。」
🔴 学習者
「先生、今まで時間がないと思っていましたが、少しずつならありそうですね。」
🔵 講師
「大切なのは、すべてを勉強に変えることではありません。」
🔴 学習者
「では?」
🔵 講師
「勉強に使う時間を先に少しだけ確保することです。」
🔴 学習者
「空いたらやるのではなく?」
🔵 講師
「はい。
例えば昼休みの最後の10分は資格勉強、と決める。
夕食後の15分は資格勉強、と決める。」
🔴 学習者
「予定として確保するんですね。」
🔵 講師
「そうです。」
🔴 学習者
「家族にも言っておいた方がいいですか?」
🔵 講師
「家庭の状況によりますが、伝えられるなら役立つことがあります。」
🔴 学習者
「何て言えばいいですか?」
🔵 講師
「例えば、
『夕食後の20分だけ資格の勉強をしたい』
と伝える程度です。」
🔴 学習者
「一時間と言うより20分なら、理解してもらいやすそうです。」
🔵 講師
「短く区切ることで、周囲にも説明しやすくなります。」
🔴 学習者
「睡眠時間を削れば、もっとできますよね。」
🔵 講師
「おすすめはしません。」
🔴 学習者
「試験前でもですか?」
🔵 講師
「一時的に勉強時間を増やすことはあるかもしれません。
でも、毎日睡眠を削る方法を基本にするのは避けた方がいいでしょう。」
🔴 学習者
「なぜですか?」
🔵 講師
「疲れて集中できなければ、せっかく確保した一時間の質が下がるからです。」
🔴 学習者
「時間は増えても、覚えられない。」
🔵 講師
「そうです。
それなら、まず何となく使っている時間や、勉強の無駄を減らします。」
🔴 学習者
「勉強の無駄というと?」
🔵 講師
「例えば、机に座ってから今日やることを考える時間。」
🔴 学習者
「自分は毎回やっています。」
🔵 講師
「その時間も減らせます。」
🔴 学習者
「前の日に決めておくんですね。」
🔵 講師
「はい。
今日の最後に、
『明日の朝は法令の数字を3つ確認』
『昼は問題5問』
『夜は参考書4ページ』
と決めます。」
🔴 学習者
「次の日は、そのまま始める。」
🔵 講師
「そうです。」
🔴 学習者
「AIに時間割を作ってもらうのもいいですか?」
🔵 講師
「使えますよ。」
🔴 学習者
「どんな聞き方がいいですか?」
🔵 講師
「例えば、
『平日は朝5分、昼10分、夜20分使えます。乙四の学習内容を、それぞれの時間に合うように分けてください』
と頼めます。」
🔴 学習者
「時間ごとに内容を変えてもらうんですね。」
🔵 講師
「さらに、
『夜は疲れているので、難しい内容は休日へ回してください』
と条件を加えてもいいでしょう。」
🔴 学習者
「それなら自分に合った計画になりそうです。」
🔵 講師
「ただし、AIが出した予定をすべて守る必要はありません。」
🔴 学習者
「自分の生活に合わなければ変える。」
🔵 講師
「その通りです。
例えば朝5分が思った以上に厳しければ、昼へ回してもいい。」
🔴 学習者
「計画を試して、修正するんですね。」
🔵 講師
「一週間やってみると、自分が本当に使える時間が分かります。」
🔴 学習者
「記録もした方がいいですか?」
🔵 講師
「簡単でいいので、してみましょう。」
🔴 学習者
「何を書きますか?」
🔵 講師
「勉強した時間だけで十分です。
月曜25分。
火曜10分。
水曜0分。
というくらいです。」
🔴 学習者
「0分の日があると嫌になりそうです。」
🔵 講師
「0分を責めるための記録ではありません。」
🔴 学習者
「何のためですか?」
🔵 講師
「なぜ水曜日はできなかったのかを考えるためです。」
🔴 学習者
「毎週水曜日だけ残業なら、最初から軽い日にする。」
🔵 講師
「そういう調整ができます。」
🔴 学習者
「今までは『毎日一時間できない自分』を基準に考えていました。」
🔵 講師
「今はどうでしょう。」
🔴 学習者
「朝5分、昼10分、夜15分なら、かなり現実的です。」
🔵 講師
「そして休日にまとまった学習を入れる。」
🔴 学習者
「はい。」
🔵 講師
「では、一週間だけ試しましょう。」
🔴 学習者
「どんな形にしますか?」
🔵 講師
「朝は5分、前日の重要点を思い出す。」
🔴 学習者
「はい。」
🔵 講師
「昼休みの最後の10分で問題を5問。」
🔴 学習者
「できます。」
🔵 講師
「夜は夕食後、15分から20分。
新しい内容か、集中が必要な問題をやる。」
🔴 学習者
「疲れている日は?」
🔵 講師
「朝と昼ができていれば、夜を軽くしてもいいでしょう。
無理なら復習だけでも構いません。」
🔴 学習者
「休日は一時間くらい取って、計算や一週間の復習。」
🔵 講師
「そして毎日の最後に、次にやることを一つ決めておきます。」
🔴 学習者
「分かりました。」
🔵 講師
「一週間後、『何時間できたか』だけではなく、『どの時間帯が一番続けやすかったか』も見てみましょう。」
🔴 学習者
「今度は『時間がない』で終わらせずに、自分の一日のどこなら勉強を入れられるか試してみます。」
「時間がない」の正体が見えてきた一週間
一週間後。
学習者は、前回よりも少し表情が軽くなって教室へやってきました。
机の上には、参考書と問題集、それから一週間分の簡単な学習記録が置かれています。
🔵 講師
「一週間、お疲れさまでした。時間の使い方はどうでしたか?」
🔴 学習者
「思ったより勉強できました。」
🔵 講師
「毎日一時間取れたんですか?」
🔴 学習者
「いいえ。むしろ一時間取れた日はありません。」
🔵 講師
「それでも進んだんですね。」
🔴 学習者
「はい。朝5分、昼10分、夜15分とか、そんな日が多かったです。」
🔵 講師
「合計すると30分くらいですね。」
🔴 学習者
「そうなんです。でも以前は『30分しかない』と思っていました。今は『30分も使えた』と思えるようになりました。」
🔵 講師
「朝の5分は続きましたか?」
🔴 学習者
「毎日は無理でした。でも三日はできました。」
🔵 講師
「何をしましたか?」
🔴 学習者
「前日に間違えた法令の数字を確認しました。参考書を開く前に、まず思い出してみました。」
🔵 講師
「5分でも効果はありましたか?」
🔴 学習者
「ありました。朝に一度思い出しておくと、昼に問題を解いたときに出てくることがありました。」
🔵 講師
「朝の5分が、その日の学習の準備になったんですね。」
🔴 学習者
「はい。短いから気負わずできました。」
🔵 講師
「昼休みの10分はどうでした?」
🔴 学習者
「一番続きました。」
🔵 講師
「なぜだと思いますか?」
🔴 学習者
「昼休みは毎日あるからです。それに、最後の10分だけと決めたので、休憩もちゃんと取れました。」
🔵 講師
「どんな問題を解きましたか?」
🔴 学習者
「法令を5問とか、性質・消火を3問とかです。スマートフォンだけでできるものにしました。」
🔵 講師
「計算問題は?」
🔴 学習者
「昼にはやりませんでした。途中で終わると気持ち悪いので、休日に回しました。」
🔵 講師
「時間に合わせて内容を変えられていますね。」
🔴 学習者
「前は『どの時間でも同じ勉強をしないといけない』と思っていました。」
🔵 講師
「今は?」
🔴 学習者
「短い時間には短い勉強、長い時間には集中が必要な勉強、でいいと思っています。」
🔵 講師
「夜はどうでしたか?」
🔴 学習者
「ここは少し失敗しました。」
🔵 講師
「何がありました?」
🔴 学習者
「夕食後すぐに15分やる予定だったんですが、二日くらいソファへ座ってしまいました。」
🔵 講師
「そのまま?」
🔴 学習者
「はい。気づいたら一時間くらいスマートフォンを見ていました。」
🔵 講師
「それで、自分を責めましたか?」
🔴 学習者
「最初は『またやった』と思いました。でも、今回は少し違うことを考えました。」
🔵 講師
「どんなことですか?」
🔴 学習者
「自分は夕食後に一度休むと、そのまま勉強に戻れないんだと分かりました。」
🔵 講師
「それは大きな発見ですね。」
🔴 学習者
「だから後半は、夕食の前に10分だけやってみました。」
🔵 講師
「どうでした?」
🔴 学習者
「その方ができました。帰宅して着替えてから、夕食までの間に問題を少し解きました。」
🔵 講師
「時間を増やしたのではなく、置く場所を変えたんですね。」
🔴 学習者
「はい。『夜は勉強できない』と思っていたんですが、正確には『夕食後の自分は戻りにくい』でした。」
🔵 講師
「学習記録も見せてもらえますか?」
🔴 学習者
「はい。」
講師は一週間分の記録を確認しました。
月曜日25分。
火曜日30分。
水曜日10分。
木曜日35分。
金曜日20分。
土曜日75分。
日曜日60分。
🔵 講師
「かなり積み上がっていますね。」
🔴 学習者
「自分でも驚きました。」
🔵 講師
「一週間で考えると、かなりの時間になります。」
🔴 学習者
「今までは、一日一日だけ見ていたんです。」
🔵 講師
「どういうことですか?」
🔴 学習者
「月曜日に25分しかできなかったら、『今日は全然できなかった』と思っていました。」
🔵 講師
「今は?」
🔴 学習者
「一週間で積み上げればいいと思えます。」
🔵 講師
「水曜日が10分ですね。何かありましたか?」
🔴 学習者
「残業でした。」
🔵 講師
「以前なら?」
🔴 学習者
「完全にゼロだったと思います。」
🔵 講師
「今回は何をしました?」
🔴 学習者
「帰宅してから、AIに『今日は10分だけです。法令の復習問題を3問ください』と頼みました。」
🔵 講師
「その10分に意味はありましたか?」
🔴 学習者
「ありました。翌日、同じ内容を見たときに思い出しやすかったです。」
🔵 講師
「短時間でも知識とのつながりを切らなかったんですね。」
🔴 学習者
「AIの使い方も少し変わりました。」
🔵 講師
「どのように?」
🔴 学習者
「前は『今日何を勉強したらいいですか』と広く聞いていました。」
🔵 講師
「今は?」
🔴 学習者
「『昼休み10分』『移動中』『夜20分』みたいに、使える時間を具体的に伝えています。」
🔵 講師
「返ってくる内容も変わりましたか?」
🔴 学習者
「かなり変わりました。10分なら問題3問、20分なら復習と新しい範囲、みたいに分けやすくなりました。」
🔵 講師
「AIに時間を作ってもらうのではなく、今ある時間へ学習を合わせてもらっているんですね。」
🔴 学習者
「そうです。その方が使いやすいです。」
勉強時間は「余った時間」ではなく「作った時間」
🔵 講師
「では、一週間前の『時間がない』という感覚は、今も同じですか?」
🔴 学習者
「完全になくなったわけではありません。忙しいのは変わりませんから。」
🔵 講師
「でも?」
🔴 学習者
「『時間がないから勉強できない』とは思わなくなりました。」
🔵 講師
「どう考えるようになりました?」
🔴 学習者
「まとまった一時間はなくても、5分、10分、15分ならある。そこに合う勉強を入れればいいと思っています。」
🔵 講師
「大きな変化ですね。」
🔴 学習者
「それに、全部の空き時間を勉強にしなくてもいいと分かったのも大きいです。」
🔵 講師
「休む時間も必要ですからね。」
🔴 学習者
「前は『SNSを見るなら勉強しろ』と自分に言っていました。」
🔵 講師
「それでは苦しくなりますね。」
🔴 学習者
「今は、昼休みはちゃんと休む。でも最後の10分だけ使う。それで十分と思えます。」
🔵 講師
「継続するには、生活全部を資格勉強へ変えないことも大切です。」
🔵 講師
「睡眠時間はどうしましたか?」
🔴 学習者
「削りませんでした。」
🔵 講師
「それで問題ありません。」
🔴 学習者
「むしろ以前より、『寝る前に無理して一時間』をやめたので、翌日の昼休みに集中できました。」
🔵 講師
「時間を増やすだけではなく、使える状態を作ることも重要ですね。」
🔴 学習者
「はい。眠い一時間より、集中した20分の方が良いことがあります。」
🔴 学習者
「先生、勉強時間って、もっと単純に考えていました。」
🔵 講師
「どんなふうに?」
🔴 学習者
「一日に一時間取れる人は合格できて、取れない人は不利だと思っていました。」
🔵 講師
「今は?」
🔴 学習者
「自分が持っている時間を、どう組み合わせるかだと思います。」
🔵 講師
「例えば?」
🔴 学習者
「朝に思い出す。
昼に問題を解く。
夜に新しい内容を学ぶ。
休日に計算やまとまった問題演習をする。」
🔵 講師
「一日の中だけではなく、一週間単位でも役割を分けていますね。」
🔴 学習者
「土曜日に計算問題をやったのも良かったです。」
🔵 講師
「なぜですか?」
🔴 学習者
「平日の昼休みに無理にやるより、落ち着いて考えられました。」
🔵 講師
「時間だけでなく、勉強内容の配置が大切なんですね。」
🔴 学習者
「そうですね。時間を見つけるだけじゃなく、何をどこへ置くかまで考える。」
🔵 講師
「これから仕事がさらに忙しくなったらどうしますか?」
🔴 学習者
「まず、毎日一時間を目指すことはしません。」
🔵 講師
「では?」
🔴 学習者
「最低限、昼10分だけでもつなぐ。休日に少し増やす。それでも厳しければ、試験日までの計画を見直します。」
🔵 講師
「無理に睡眠を削ることは?」
🔴 学習者
「しません。」
🔵 講師
「いいですね。」
🔴 学習者
「それから、一日できなかったときも考え方が変わりました。」
🔵 講師
「どう変わりました?」
🔴 学習者
「前は翌日に倍やろうとしていました。」
🔵 講師
「今は?」
🔴 学習者
「まず普通のペースへ戻します。余裕がある日に少し追加するくらいです。」
🔵 講師
「時間の借金を作らない。」
🔴 学習者
「はい。借金が増えると、勉強そのものが嫌になりますから。」
🔵 講師
「では、今後も学習記録は続けますか?」
🔴 学習者
「続けます。ただ、細かくは書きません。」
🔵 講師
「何を記録しますか?」
🔴 学習者
「時間と、何をやったか一言だけです。」
🔵 講師
「それで十分ですね。」
🔴 学習者
「一週間後に見て、『この曜日は難しい』『この時間帯は続いている』を確認します。」
🔵 講師
「そして計画を調整する。」
🔴 学習者
「はい。」
🔴 学習者
「勉強時間を確保するというと、生活から何かを大きく削ることだと思っていました。」
🔵 講師
「実際にはどうでした?」
🔴 学習者
「小さな時間を見つけて、役割を決めて、先に押さえることでした。」
🔵 講師
「空いた時間に勉強するのではなく?」
🔴 学習者
「勉強する時間を少しだけ先に決める。」
🔵 講師
「その違いは大きいですね。」
🔴 学習者
「これからは、『今日は一時間取れないから無理』とは考えません。」
🔵 講師
「代わりに?」
🔴 学習者
「『今日は何分なら取れるか』『その時間なら何ができるか』を考えます。」
🔵 講師
「それなら忙しい日でも選択肢があります。」
🔴 学習者
「5分なら思い出す。
10分なら問題を数問。
20分なら復習と新しい内容。
一時間あるなら、まとまった問題演習。」
🔵 講師
「時間に合わせて勉強を変える力がついてきましたね。」
🔴 学習者
「はい。時間ができるのを待つのではなく、自分の生活の中に勉強を置いていきます。」
🔵 講師
「その方法なら、忙しさが変わっても調整しながら続けられます。」
🔴 学習者
「まずは今の朝・昼・夜の形をもう一週間続けて、本当に自分に合う時間を見つけていきます。」
理論編はこちらから
⑩ 勉強時間を確保する方法(理論編)
はじめに 「勉強したいけれど、時間がありません。」 資格取得を目指す人から、よく聞く言葉です。 仕事がある。 家事がある。 家族との時間も必要。 通勤にも時間がかかる。 疲れて帰宅すれば、そこから一時間、二時間と机へ向か […]
資格取得のための家庭教師やってます
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