はじめに
最後まで勉強を続けて合格する人と、途中で諦めてしまう人との違いは何なのでしょうか。
今度こそは・・・と言い続け・・・。
はや数年。ってやつですか?
そう・・・。ムリなんかな・・・。
そんなことはないですよ♪
はじめに

資格試験に挑戦しようと決意した人の多くは、最初から「諦めよう」と思って勉強を始めるわけではありません。
「今度こそ合格したい。」
「資格を取って仕事の幅を広げたい。」
「自分を変えるきっかけにしたい。」
そんな前向きな気持ちでスタートします。
しかし、数週間後には参考書を開かなくなり、「やっぱり自分には無理だった」と勉強をやめてしまう人も少なくありません。
では、最後まで勉強を続けて合格する人と、途中で諦めてしまう人との違いは何なのでしょうか。
今回は、何度も資格試験に挑戦しながら途中で挫折してきた学習者と、数多くの受験生を指導してきた講師との会話を通して、その違いを考えてみましょう。
また途中でやめてしまいました
🔴 学習者
「先生……またダメでした。」
🔵 講師
「試験の日だったんですか?」
🔴 学習者
「いえ、試験までたどり着きませんでした。
参考書は買ったんです。
最初の一週間くらいは毎日勉強していたんですが、仕事が忙しくなって一日休んだら、そのまま二日、三日と勉強しなくなってしまって……。」
🔵 講師
「なるほど。」
🔴 学習者
「これで三回目です。
乙四を受けようと思って参考書を買ったのも三回目。
結局、途中でやめてしまいました。」
🔵 講師
「今、一番思っていることは何ですか?」
🔴 学習者
「自分には才能がないんだろうな……ということです。
学生の頃から勉強は苦手でしたし、集中力もありません。
合格する人は、きっと最初から頭がいい人なんですよ。」
🔵 講師
「本当にそうでしょうか。」
🔴 学習者
「だって、自分は続かないんです。
続けられる人は、それだけでも才能があると思います。」
🔵 講師
「では、一つ質問します。
あなたは仕事には毎日行っていますよね。」
🔴 学習者
「もちろんです。」
🔵 講師
「朝起きて、準備をして、職場へ向かう。
疲れていても続けています。」
🔴 学習者
「それは仕事ですから。」
🔵 講師
「つまり、『続ける力がない』わけではないんです。
続けられる仕組みがあるものは続けられている。
資格の勉強には、その仕組みがまだ作れていないだけなんですよ。」
🔴 学習者
「そんなふうに考えたことはありませんでした……。」
合格する人も、最初は普通の人
🔵 講師
「今まで、たくさんの受験生を見てきました。
その中には、一回で合格した人もいれば、何度か不合格を経験して合格した人もいます。」
🔴 学習者
「やっぱり、合格した人は勉強時間が長かったんですか?」
🔵 講師
「もちろん勉強はしています。
でも、意外なことに『一日何時間も勉強していた人』ばかりではありません。」
🔴 学習者
「そうなんですか?」
🔵 講師
「仕事をしながら毎日二十分だけ勉強していた人。
昼休みに問題を五問だけ解いていた人。
通勤時間だけ暗記カードを見ていた人。
そんな人もたくさん合格しています。」
🔴 学習者
「二十分でもいいんですか?」
🔵 講師
「大切なのは時間よりも、『毎日続けること』です。
一日三時間勉強して、その後一週間何もしない人よりも、一日二十分を三か月続けた人の方が、結果的には知識が身についていることが多いんですよ。」
🔴 学習者
「自分は最初から頑張りすぎていたのかもしれません。」
🔵 講師
「その可能性はあります。
最初から『今日は二時間やる』と決めると、忙しい日はできなくなります。
すると、『今日はできなかった』という罪悪感だけが残ります。」
🔴 学習者
「まさにその繰り返しでした。」
🔵 講師
「そして、その罪悪感が『自分には向いていない』という思い込みにつながってしまうんです。」
🔴 学習者
「確かに、一日休んだだけなのに『もう無理だ』と思っていました。」
🔵 講師
「でも、合格する人は違います。
『今日は五分しかできなかった。でもゼロではない。』
そう考えます。
だから翌日も自然に机へ向かえるんです。」
🔴 学習者
「ゼロか百かで考えていました……。」
🔵 講師
「勉強は短距離走ではなく、長距離走です。
完璧を目指す人ほど途中で疲れてしまいます。
少しずつでも前へ進む人が、最後には合格へたどり着くんですよ。」
勉強時間ではなく、勉強した日を増やす
一週間後。
学習者は少し照れくさそうな表情で教室に入ってきました。
🔴 学習者
「先生、お久しぶりです。」
🔵 講師
「こんにちは。約束の一週間ですね。
どうでしたか?」
🔴 学習者
「正直に言うと、不思議なくらい続きました。」
🔵 講師
「それは良かったですね。
何か特別なことをしましたか?」
🔴 学習者
「先生に言われたとおり、『今日は20分だけ』『疲れていたら5分だけでもいい』と決めたんです。
仕事で疲れた日は本当に5分しか勉強しない日もありました。」
🔵 講師
「それで十分です。」
🔴 学習者
「以前の自分だったら、『5分しかできなかった』と落ち込んでいました。
でも今回は、『今日はゼロじゃなかった』と思うようにしました。」
🔵 講師
「その考え方が大切なんです。
勉強時間を競う必要はありません。
まずは『勉強した日』を増やすことが最優先なんですよ。」
🔴 学習者
「そう考えたら、毎日机に向かうことへの抵抗が少なくなりました。」
🔵 講師
「人は習慣になるまでが一番大変です。
でも習慣になれば、『歯を磨く』のと同じように自然と机へ向かえるようになります。」
🔴 学習者
「もう一つ変わったことがあります。」
🔵 講師
「何でしょう?」
🔴 学習者
「分からない問題が出てきても、以前みたいに止まらなくなりました。」
🔵 講師
「どうやって解決したんですか?」
🔴 学習者
「AIに質問しました。
最初は『こんな簡単なことを聞いてもいいのかな』と思ったんですが、『中学生にも分かるように説明してください』と聞いたら、本当に分かりやすく教えてくれました。」
🔵 講師
「それがAI時代の勉強法です。
昔は分からない問題を調べるだけで何十分もかかることがありました。
でも今は、疑問をその場で解決できます。」
🔴 学習者
「しかも、『この問題に似た問題を3問作ってください』とお願いしたら、練習問題まで作ってくれました。」
🔵 講師
「素晴らしい使い方ですね。
AIは答えを教えてくれるだけではありません。
復習相手にも、問題作成者にも、家庭教師にもなってくれます。」
🔴 学習者
「勉強が少し楽しく感じるようになりました。」
昨日の自分に勝てば、それでいい
翌週。
学習者は模擬問題を持って講師のところへやってきました。
🔴 学習者
「先生、点数を見てください。」
🔵 講師
「おっ、前回より8点上がっていますね。」
🔴 学習者
「合格点にはまだ届きません。
でも、不思議と落ち込まなかったんです。」
🔵 講師
「どうしてだと思いますか?」
🔴 学習者
「前の自分より進んでいると感じたからです。
以前は50点だった問題が、今日は58点でした。
完璧ではないけれど、ちゃんと前へ進んでいると思えました。」
🔵 講師
「その考え方を忘れないでください。
資格試験で一番危険なのは、他人と比べることです。」
🔴 学習者
「SNSを見ると、『1か月で合格しました』『満点でした』という人がいて、焦ってしまうことがあります。」
🔵 講師
「でも、その人にはその人の経験があります。
比べるべき相手は、昨日の自分だけです。」
🔴 学習者
「昨日より一問多く解けた。
昨日より10分長く勉強できた。
そう考えるほうが続けられそうですね。」
🔵 講師
「その積み重ねが合格につながります。
そして合格した人を見ていると、みなさん口をそろえてこう言うんです。
『特別なことは何もしていません。毎日少しずつ続けただけです。』と。」
🔴 学習者
「以前の自分は、才能がないから続かないと思っていました。
でも今は違います。
続ける方法を知らなかっただけだったんですね。」
🔵 講師
「その気づきが一番大きな成長です。
資格試験は才能を競うものではありません。
正しい方法を知り、小さな努力を積み重ねた人が合格します。
そして、その経験は仕事や人生のさまざまな場面でも、あなたを支えてくれる財産になります。」
🔴 学習者
「ありがとうございます。
これからは『完璧に勉強する』ではなく、『毎日少しでも続ける』ことを目標にします。」
🔵 講師
「その姿勢なら大丈夫です。
焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
その一歩一歩が、合格という大きな結果につながっていきます。」
合格する人と諦める人の違いは、生まれ持った才能ではありません。
「今日は5分だけでも勉強する」という小さな習慣を続けられるかどうか。
分からないことを一人で抱え込まず、AIなどの便利なツールを活用できるかどうか。
そして、他人ではなく昨日の自分と比べながら成長を積み重ねられるかどうか。
その違いが、数か月後には大きな差となって表れます。
理論編はこちらから
②合格する人と諦める人の違い(理論編)
はじめに 資格試験に挑戦する人はたくさんいます。 しかし、その全員が最後まで勉強を続けられるわけではありません。 参考書を買っただけで終わる人。数日だけ勉強してやめてしまう人。一度不合格になり、「自分には向いていない」と […]
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