はじめに

資格試験において、公式や数量などといった「ある程度の暗記」が必要となってきますが・・・どうやって覚えて、かつ忘れないようにするのか・・・?

勉強してもどんどん忘れていくんですけど・・・。

私もです・・・。

じゃあどうやって試験を突破してるんですか?

「毎日見る」ですかね♪

そもそも人間は忘れるようにできている


よく聞かれることなんですが、覚えてもしばらくすると忘れてしまう・・・



講師(以下 講):ま、人間ってどんどん忘れていくようにできてるみたいですからね・・・。
学習者(以下 学):それだと、いつまでたっても合格できない・・・。
講:そうなんですよね。なので、そこをなんとかしていきましょう。
学:忘れないようにできるんですか?
講:人間の脳の仕組みに打ち勝つことはどうやっても不可能です。なので、まずは「人間は忘れるようにできている」ってことをさっさと受け入れてしまいましょう。「ど~せ忘れるし」って。そのほうが楽です。
学:はい・・・。
講:ここでいちばん良くないのが

覚えられない→同じところの学習→勉強が進まない→試験が受けられない

っていう悪循環を断ち切ること。全部覚えられなくたって、試験に合格はできるはずです。
学:たしかに・・・。
講:なので、脳の仕組みを理解したうえで、戦略的にやっていきましょう!ってことになるんです。
学:はい・・・。
講:っていうわけで、まずは記憶の仕組みから知っていくことにしましょう!

短期記憶と長期記憶を理解しておこう

講:まず知っておいてほしいのは記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があるということです。
学:なんか聞いたことあるような・・・。
講:ま、有名ですからね。その名のとおり「すぐに消えてしまうもの」と「ずっと残っているもの」ってことですね。
学:ほんとそのとおりですね。
講:そう。さっきの話に出ていた「勉強してもすぐに忘れてしまう」ってことがまさにそれです。一般的に「覚えたてのもの」は「短期記憶」になるらしいです。
学:だから忘れていくと・・・。
講:そうですね。
学:じゃあどうすれば・・・。
講:ここで考えたいのが、どうやって「短期記憶」を「長期記憶」にしていくかということなんです。これがしっかりと出来ていれば、もう忘れることはなくなるわけです。
学:ですよね。
講:突然ですがここで質問「8かける9は?」
学:・・・72・・・。
講:そうですよね。これって小学校のそれこそ低学年で習うわけですが、忘れてないですよね。
学:もちろん。
講:これが「長期記憶」になっているものなんですねよね・・・。

長期記憶にしていくには


講:じゃあそれからずいぶんと年月が経っていますが、なぜ長期記憶となって忘れないんでしょうか?
学:う~ん。
講:それは、「何回も何回も繰り返しているから」なんです。たぶん「九九」を習ったすぐはもちろんですが、そこから今までにも、たくさんの「8×9」を使う場面があったはずです。
学:確かに。
講:というわけなので、忘れないようにしていくには「反復練習」することが必要なんです。
学:そっか。何回もやってることって覚えてますもんね。で、忘れていかない。
講:そう。それを学習にもあてはめればいいわけなんです。
学:でも、覚えることって多くないですか?
講:そうなんですよね。全部を毎日やるわけにもいかないし・・・。というわけで、ここでも戦略的にやっていきたいと思います。
学:なんかいい案でも?
講:「暗記ノート」ってのを作って、繰り返すタイミングもうまくやって効率的にやっていこう!ってことです。
学:あるんですか!ぜひ!


ノートをつくって毎日見る!


暗記ノート・・・まあ、その名のとおりなんですが・・・。

講:まずは、普段の勉強の中で、

「これを覚えておいたほうがいいかも」
とか
「忘れてた」
ってのが出てくると思います。
学:確かに。
講:なので、それを別のノートに書いておくんです。
学:ほう。
講:で、このノートを作るにあたって注意点がいくつかありまして・・・。
学:どんな?
講:このノートは

「毎日必ず見る」
「追加で書き込みがしやすい」
というものです。
学:普通にそこらへんに売ってるノートでいいってこと?
講:ま、そういうことです。まず「毎日必ず見る」からなんですが、こうやって毎日見てれば覚えるやろ」ってこと、もう一つの「追加で書き込みがしやすい」ってことですが、これは「きれいにまとめて書く必要なんてない。ぐちゃぐちゃでもいいのでとにかく書いとけ」ってことなんです。ちなみにこれは私が乙四を取ったときのノート。

ま、思ったこととか覚えたいことをどんどん書き込んでいって、毎日眺めてました。というか一日一回は読んでました。
学:そうやっていければ覚えられそうですよね。じゃあやってみます♪

というわけで、「毎日見ることができて、書き込みやすい」暗記ノートを作ってみよう!でした。

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